ダブルスの戦術について考えてみる
ダブルスの戦術は難しいです。
相手の得意なもの、自分の得意なもの、ペアの得意なものがある上で戦略を立てないと勝てないからです。
相手 の得意分野で戦い続けても結局負けてしまいます。
ストロークで押し切るダブルスがあっても良い
ダブルスは、サービスアンドボレーをして、ボレーをする側が有利と考えられるケースが多いです。
これは、広くコートを使えるボレー側が攻めやすく、
そして相手の時間を奪うタイミングで打つことが可能だからだと思います。
それでは、ストロークでは絶対に勝てないのでしょうか?
そんなことはありません。
ボレーする側もミスは怖い、速い球は間に合わない
ボレーでも速い球をコントロールして決めることは難しいです。
相手が決めきれないボレーを打たせるような、速度の球をストロークで打てば問題ありません。
ダブルスはボレーが有利なのか?
20年前は断然ボレーが有利だった時代だと思います。
しかし、現代はテニスラケットやガットの進化によって、ボレーが有利という関係は薄れてきています。
人間の反応速度には限界があるので、しっかりストロークすることができればボレーが100%有利というわけではなくなりました。
とにかく威力を重視した球を中心に組み立てる
強気に威力を重視した球で組み立てましょう。
威力のある球を中心に組み立てることによって、
- 相手のボレーをコントロールさせない
- 要所でのロブ、ショートクロス
この辺りが効いてきます。
それでは、どのようにしたら威力を重視した球が打てるのでしょうか?
全部フォアで打つ
バックハンドと比べてフォアハンドの方がスイングスピードが出ます。
ですので、積極的に回り込んで、一切バックハンドで打たないくらいの気持ちでフォアで打っていきましょう。
準備を早くする
相手がボレーをするということはこちらには準備する時間が少ないです。
決して打ったボールを眺めることなく、早く次に備える必要があります。
高い打点で打つ
相手がボレーだと、普段のストローク比較して、低弾道で飛んできます。
ですので、普段のストローク以上に速いタイミングで打たなければいけません。
ボールを待ってしまい打点が下がると、弾道を上にしてスピンを掛ける必要があるため威力が落ちてしまいます。
迷わない
迷ってはダメです。
強気で振ると決めて、迷わず振りましょう。
この戦術が相手に通用しなかったら、あとでどうするか考えれば大丈夫です。
とりあえず迷わないで徹底的に打ち込みましょう。
甘い球は前衛にぶつけるか、センターに打つ
浅くて甘い球は容赦無く相手の前衛にぶつけにいきましょう。
顔の高さは危険なので絶対にダメですが、ボディであればお互い様です。
前衛にぶつければアウトの確率が下がる
相手のボディに目掛けて打つ理由は、的が大きいからです。
変にオープンコ ートに強打すると、ネットしたりアウトしたりしますが、的にするとアウトの確率がとても下がります。
「アウトだけど触っちゃった」という経験はありませんか?
センターを狙えばネットの確率が減る
ダブルスの基本的な考え方はセンターを攻めるということで間違い無いと思います。
さらに、センターはネットが低いのでネットする確率が減ります。
さいごに
ダブルスは奥深く、難しいです。
ミスったらペアにも迷惑をかけるし、独りよがりなプレーをすることができません。
そんな中で、ストロークで全部ぶちかますという戦術を取るのはリスクがあって、なかなかアマチュアレベルでは難しいかもしれません。
でも、そうやって何か目標を決めて練習したりダブルスの試合に出たりするのが、楽しいですしテニスの醍醐味かなってポッポは思います!
ぜひスペインのストロークダブルスがブライアン兄弟を倒す試合を覗いてみてください!