スペック

- 名称
- X-ONE BIPHASE(エックスワン バイフェイズ)
- ブランド
- Tecnifibre
- 素材
- ナイロンマルチ
- 太さ
- 1.18mm, 1.24mm, 1.30mm, 1.34mm
- テクノロジー
- PU400 Inside
- 商品説明
- 柔らかさと高い反発性と耐久性 ナチュラルガットに近いフィーリング
- 公式リンク
- https://www.tecnifibre.jp/products/string/x-one-biphase/
ガット性能評価
※ 数値が高いほど、その性能が優れていることを示します
※ 筆者が実際に使用して評価した個人的な数値です。
※ 素材ごとの評価であり、ナイロンやポリの中での評価となります。素材ごとにしないと「ナイロンの中で飛びにくい」ガットを探すなどが難しいためです。
見た目
パッと見、ポリなのかなという表面のコーティングがされていました。
実際に張っていると、柔らかさを感じました。

ボールの飛び
飛びに関してはアシストが十分あるので、飛んでくれます。
メインクロス共にバイフェイズの場合、ガンガン振っていくというよりは、3割くらいの力で丁寧に相手を振っていく人向けのガットだと感じます。
自分は低い打点は持ち上げて深いスピンを打つスタイルだったので、このガットの場合それだとほぼアウトしてました(そりゃそうなんですが)
低い打点は低い弾道で丁寧に返すような人に合うと思います。
画像は縦バイフェイズ、横ポリツアープロ。

スピン性能
スピンも十分に掛けることができます。
ポリのような引っ掛かりはないのですが、バイフェイズ独特のホールド感があり、うまく打てると気持ちよく回転がかかって飛んでいきます。
打感
一番の魅力はこれだと思います。
このガットは、ナチュラルに近い打感を売りにしているガットですが、まさにそうだと思います。
感覚としても柔らかいし、腕に優しいと思います。
自分はずっとメインクロス共にポリエステルガットをずっと使っていたのですが、おじさんになり腕の痛みを感じるようになった時に初めて試したのがこのバイフェイズで、明らかに腕の痛みが改善された(というか完治した)実績があります。
衝撃吸収性という意味でも優れているかもしれません。

たわみ、ホールド感
とてもよく感じます。
ボールが潰れる感覚よりは、ガットのホールド感を感じました。
サーブ、ボレー
とても打ちやすいです。特にサーブ。
楽にスピードが出せて回転もかかりました。
自分は、スライス系のサーブが打ちやすかったです。
このガットが合いそうな対象プレイヤー
ガンガン振らない系のプレイヤー全般
相手の攻めはいなして、相手の力のない球は丁寧に決めていくような人に合うと思います。
テクニック系と言っても良いかもしれないです。
練習の最初のショートラリーくらいの力の抜け具合の時が一番良い球いく印象なので、試合中もそんな感覚の人は合うとおもいます。
他ストリングとの比較
AK PRO CX(ゴーセン)
AK PRO CX より
- 飛ぶ
- 回転は少し掛からない
- たわむ
- 打感は柔らかい
エクサルト(バボラ)
エクサルト(Xalt)より、
- 飛ばない
- 回転はかかる
- たわむ
- 打感の柔らかさは近い
個人的な運用方法
「メインクロス共にバイフェイズ」
「メインバイフェイズ、クロスポリエステル」
も試しましたが、最終的には「メインポリエステル、クロスバイフェイズ」で落ち着きました。
クロスにバイフェイズでも十分衝撃吸収の役割で腕の負担が激減してるのを感じます。
ただ、耐久性的なところは弱点だと思っていて、自分だと3回くらいしか(10 時間弱)ガットが持たないんですよね。
徐々に繊維がケバだって細くなって、使用してる最中は大丈夫だったのに翌日切れてるみたいな感じです。
とはいえ使用感はとても良く満足しているので、とてもとても悪くは書けないです。

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