結論から

• コントロール性が高い
• 振り抜きが良い
• 打角は低め
• ボールは飛ぶ
• スピン系ではないが打とうと思えば打てる
• ストロークでガンガン行く人向け
• サーブ、スライス（ストローク）は難しい
• ボレーは相手のボールに負けない

使い始めてからスイングスピードが上がったのを感じています。

T-FIGHT 全般的な特徴

万人向けのモデル

T-FIGHT は、テクニファイバーのラケットの中では万人向けのモデルで、中心的なスペックになっていると思います。

ボックス形状のフレームではあるものの、飛ぶので

「ラウンド感がある」

と、言われるのはすごく分かります。

ボックス形状

ラケットフェイスが、細くなり、長方形に近い形状がボックスラケットと呼ばれるものです。

画像では右がボックス(T-FIGHT)、左がラウンド（TF-X）形状のラケットです。

一般的にラウンドが飛び、ボックスが飛ばないがコントロール性があると言われます。

ちなみに自分は、ボックスの方が振りやすいと思っています。

要するに、使いやすいボックスラケット

T-Fight は初心者含め、「飛ばない」というイメージを払拭した万人受けするボックスラケットだと思っています。

テクノロジー

Isoflex Technology

フレームの部分の技術です。

ストリングの動きをフェイスのどこで打っても均一にしてくれる技術です。

要するに、スイートエリアが拡大されます。

多少外しても同じようにストリングが動いてくれます。

rs SECTION (T-FIGHT)

シャフトからフレームまでの六角形断面のハイブリッド形状。

コントロールとパワーを両立。

ラケットを選ぶ上では、

「RSL Section」がフレームが厚い

「RS Section」がフレームが薄い

と知っておけば良いと思います。

なぜ自分がこのラケットを気に入り使っているのか

他のラケットを試しまくった

自分がこのラケットに落ち着くまでに試したラケットは

1. T-Fight300（2023 年モデル）
2. T-Fight300（2025 年モデル）
3. T-Fight300S（2025 年モデル）
4. T-Fight305S（2025 年モデル）
5. T-Fight315S（2025 年モデル）
6. TF-X1 v2 305（2024 年モデル）

です。

ある程度のウェイトが欲しいため 295g 以下のモデルは除外して考えていました。

唯一無二のスペック

この 2022 年モデルの「T-Fight 305 Isoflex」は、

• 305g と少し重く
• 18 × 19 と密なストリングパターン
• バランス 325mm でトップヘビー

と、かなり尖ったスペックをしています。

近いスペックのラケットといえば、

Wilson のブレードプロ 18×20 V9 や、TF40 305 18M くらいです。

ウイルソン Wilson 硬式テニスラケット BLADE 98 18x20 V9 フレームのみ ブレード 98 WR149911U

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テクニファイバー Tecnifibre テニスラケット ティーエフ40 V3 305 18M TF40 V3 305 18M 14TF44058 G2

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ラケットヘッドが勝手に落ちて打点を意識するだけ

このラケットは普通に握って重さを確認すると

「重いなぁ」と重さを実感します。

他のラケットと持ち比べるほど、トップヘビーなバランスがより重さを実感させます。

しかし、振ると全然話は変わります。

トップヘビーとボックス形状が相まって、振り抜きしやすいんですよね。

テイクバックと打点だけ意識すれば良いです。

ストリングパターンによるコントロール性能

18 × 19 と密なストリングパターンは、やはりコントロール性能で安心感があります。

さらにボックス形状で、コントロール性能はとても高いと思います。

相手の球が強いほど、それが実感できます。

フラットドライブ系が気持ち良い

このラケットは勝手に持ち上がって回転がかかる系のラケットではないです。

ラケットごとに打角は違って、そこは個人の感覚でピッタリくるものが良いと思っています。

ナダルみたいな弾道を目指すのではなく、ジョコビッチみたいな弾道を打ちたい人向けだと思います。

ちなみに、打とうと思えば回転系の球も打てます。

スイートを外しても収まってくれる

スイート自体が広くなっているとは思いますが、さらに外した時にコートに収まってくれるというのも自分が気に入っている点です。

素直に威力が落ちて、少し浅くなったりするって感じです。

これはアイソフレックスの効果かもしれない。

外した時に下手に飛んでいく系のラケットはとても苦手で、収まってくれるのがとても良いです。劣勢だけど次の球を気合いで凌ぐ系のおじさん。

ボールは弾きが良い

弾きの良さは T-Fight の 300 と感覚としては近く、T-Fight315 はホールド感が半端なかったと思っています。

ただ打角が T-Fight 300 よりは低いので結果として飛ばない感覚になると思います。

ボールの弾き自体は強いので、パワーの減衰は少ないんじゃないかと思っています。

HEAD の指標の CPI だと 300 ~ 400 くらいのラケットに近いと思います。

飛びは BOOM PRO、Gravity Tour に近いと思う。SPEED PRO よりは飛ぶ（バランスが全然違うので別物なんですけど）

ストロークでガンガンいく人向け

ストロークで押す人や、シコラーから打ちじこりにレベルアップしたい人には向いているラケットなんじゃないかなと思います。

サーブやスライス系のコントロールショットが得意なラケットとは思わない

トップヘビーなので、手元でコントロールする系のショットは苦手な方だと思います。

ただ、上手くいってヘッドが走ると良い球行くので、得意な人は打ちやすいかもしれないです。

ボレーは面が作れれば負けない

自分はこのラケットを使う前まではボレーは手前重心の方が打ちやすいと思っていたんですが、トップヘビーでも打ちやすいんだなって気づいたラケットでした。

相手の球が強い時に、壁を作るボレーが特に打ちやすいです。

逆に相手のふわっと浮いた球を叩き付けるみたいなボレーは手首とか腕の力が強くないと厳しいかもしれないです。

グロメットが良い

自分は、自宅で自分でストリングを張るのですが、他のラケットの場合、ストリングを結ぶ際にグロメットがどうしても潰れてしまうんですよね。

特にポリガット。

この T-Fight はグロメットが結ぶ場所だけ写真のような形状をしており、潰れません。

これはかなり自分にとってはポイントが高いです。

フレームもそうですが、グロメットによるストリングの稼働のアシストも効いていると思います。

セッティングの例

やっぱりストロークでガンガン押していくラケットなので、ポリがメインになってくると思います。

縦横 レーザーソフト 125

打感が柔らかいものを使いたい人向け

【インプレ】TecnifibreのRAZOR SOFTを使ってベテランの試合で頑張ってきました

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縦横 ポリツアーレブ 125

弾きがよくスピンも掛かる

YONEX(ヨネックス) 硬式テニス ストリング ガット ポリツアーレブ 125 12m ミント(384) 1.25mm PTGR125

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縦 ブラスト 125 横 VS タッチ

メインに硬いんだけど、これなんだよなっていう飛びとスピン量を実現できるブラスト

クロスに最高級ナチュラルガットの TOUCH VS で、負担減と最高の打感。

自分が富豪なら縦は色々試すけど、ずっとこの構成で行くと思う。

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バボラ Babolat テニスガット・ストリング TOUCH VS 201031

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まとめ

色々試した結果、このラケットに落ち着いた人によるレビューなので、かなり賞賛寄りのレビューになっています。

ラケット選びって自分の打感など色んな感覚とボールの飛び方のイメージが一致していて、振りやすい、扱いやすいって感じるものを選ぶべきだと思います。

テクニファイバーのラケットは他の機種も結構使ってみたので、他の記事も読んでもらえると嬉しいです。

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