テニスの応援は好きな方をすれば良い。でも、相手を邪魔するのは良くない
筆者の感想としては、試合が素晴らしかったのでとても素晴らしい大会だったと感じました。
しかし、テレビモニターからは伝わりにくい会場の雰囲気を、この会見から知ることができました。
インタビュー内容
ちょっと新しい会見をします。
ある物語です。
テニスでの大きな夢を見る子供の話です。
6歳でテニスラケットを手にした時、時間はあっという間でした。
練習をして12歳のころロシアの大会に出て、テレビではグランドスラムを見ていました。
スターたちが試合をしていて、そこでプレーすることが夢になりました。
ヨーロッパの大会に出るようになりました。
ユースのオリンピックでプレーしました。
決勝まで進みました。
センターコートで、トルコで、1000人とか2000人とかの観客がいました。
素晴らしい場所で、とても大きな舞台でした。
ジュニアのグランドスラムはもっと大きいです。
プロの選手を見られるからです。
同じレストランで食事を取ることができます。
応援に来てくれて、誰か知らない人が応援してくれます。
素晴らしい瞬間でした。
そんなとき思いました。
このグランドスラムでベストな選手たちと試合がしたいなぁって。
USopen で、ジョンイスナーを見ました。
彼はすごく背が高くて、テレビで見るより大きかったです。
そういう素晴らしい時間でした。
それから、フューチャーズやチャレンジャーの大会にたくさん出て自分の坂を登りました。
そしてキャリアの中で、大きな夢を持ち続けてもいいのだろうかと疑ったときもありました。
苦しい試合が2回ありました。
同世代では5位くらいでした。悪くないです。
特に、いま僕の世代にトップ10がいっぱいいます。
ベンジャミン・ボンジに負けたときは苦しかったです。彼は今100位以内にいます。
そのとき、会見の部屋にはロシアの記者1人しかいませんでした。
僕はトップ50に近づ いていました。
まだかなり若かったとはいえ、かなり驚きました。
記者はロシア人だったので数分間話をしました。
僕は記者と話をするのが好きです。
ピエール=ユーグ・エルベールに負けて辛かったこともあります。
僕がリードしていて、素晴らしい試合でした。
こういう試合があるとテニスが好きだと言えます。
トップ10入りしそうな時、同世代の中ではトップ3に入っていたと思います。
上にはズベレフがいました。もしかしたらトップ2だったかもしれません。
ドミニクもいましたが、彼はちょっと年上です。
記者会見に出ました。
僕はファンとか、いろんなことにイラついていました。
僕はとっとと終わらせるように二言で答えようと思っていました。
イタリア人の記者がいました。
彼の質問を僕が二言で返してそれ以上の質問はありませんでした。
ロシア人も何人かいて、何か聞かれました。
そして、子供は大きな成功を夢見続けるかどうか、また考えるようになりました。
理由は正確には言わないけれども、今日の試合中僕は自分がテニスをするつもりだと理解しました。
僕は記者たちについて話していました。
でも僕はあなたたちと話をするのが好きなんです。( ここら辺良くわかりませんでした・・・)
問題は、子供が夢を見ることをやめたという話です。
そして今日もその一つだったということです。理由は言いません。
今からは僕は自分のため、家族のため、僕を信じてくれる人のためにプレーします。
もちろんロシア人のために、ここでも大きな声援をもらえたと思います。
もしモスクワでハードコートの試合があれば、ローランギャロスやウィンブルドンの前でも行きます。
たとえグランドスラムに出られなくても、子供は夢を見ることをやめました。
自分のためにプレーします。
ご静聴ありがとうございます。
〜〜〜途中省略〜〜〜
若い世代に強くなって欲しいとか、良く言われました。
彼ら(Big4)を苦しめてやろうと、熱心になっていました。
でも、あの人たちは嘘をついていました。
僕が大きな試合でコートにたてば、僕に勝って欲しがる人はほとんどいませんでした。
今日のことは、もちろん今日だけじゃないけど、まぁその中でもトップの出来事でした。
ポッポの個人的な感想
観客も試合の一部であることと、
少なからずともナダルやフェデラーに勝つためには多くの観客を敵に回した状態で試合しなければならないということですね。
モニターでは分からない会場の雰囲気を知るきっかけになったとても印象深いインタビューでした。
ジョコビッチも2019ウインブルドンでフェデラーを相手に逆境を跳ね返しました。
メドベージェフにもぜひ乗り越えて欲しいと感じました。