2 人のこれまでの対戦成績
ナダル3ー1メドべージェフ(全てハードコート)
グランドスラム(5セットの試合)では、USopen の決勝でナダルがフルセットの末勝っています。
ファーストセット
メドべジェフは集中したサービスを武器にリズムを作り、
6 − 2メドべージェフでファーストセットを取りました。
セカンドセット
ナダルがサービスゲーム、リターンゲームともにリズムを作り出しはじめ互角の展開でした。
見ているだけでプレッシャーを感じるようなタイブレークを、メドベージェフが制し、7 − 6(5)でメドベージェフがセカンドセットを取りました。
最後のパッシングショットは必見です。
サードセット
ナダルのプレーの精度が上がり、それにともないメドベージェフのサーブの確率が下がりました。
ラリーになるとナダルが主導権を握り、メドベージェフがサービスポイントを取れないと厳しい展開になりました。
6 − 4でナダルがサードセットを取りました。
フォースセット
ナダルがサードセットの勢いをそのままに、このセットでも有利な展開になりました。
第5ゲームをブレークしました。
見ているだけで1ポイントの緊張がハンパなく、デュースやブレークポイントとか見ててハラハラします。
6 − 4でナダルがフォースセットを取りました。
ファイナルセット
運命のファイナルセット。
ナダルには21度めのグランドスラム制覇がかかります。
メドベージェフには2大会連続(US オープンに続き)、2度めのグランドスラム制覇が掛かっていました。
ナダルが第5ゲームをブレークしました。
完全にナダルが優勝の流れに傾きかけました。
しかし、第10ゲームをメドベージェフがブレークバック。5 − 5になりました。
ナダルが直後の第11ゲームをブレーク。
ファイナルセット7 − 5でナダル。
優勝!!!
感想
間違いなくこの大会でのベスト試合だと思います。
ほとんどのゲームでデュースとか30 − 30だったそんな気がしています。
緊張感のある試合で、グランドスラム決勝って最高に見てて面白いです。
ナダルの勝利後の姿は感動的でした。めっちゃ良かったです。テニス練習したい!!
どうすればナダルに勝てるのか?
メドベージェフが得点できるパターンはサーブで崩す。
バックのクロスでナダルのフォアに勝つというパターンだったのかなと思いました。
また、メドベージェフはカウンターでナダルのバックをうまく攻めたとき、ナダルはバックのスライスでしのぐしかないとき、攻めあぐねたのかなと思います。
ナダルのスライスの深さ的な精度が素晴らしいのは間違い無いですが、もっと無理させる必要があるのかなと感じました。
フェデラーならナダルのバックのスライスを見たらスニークイン、ジョコビッチならさらにきついコースへ配給して沼ラリーして勝つイメージがあります。
あんだけ走らせてフォアでドーンのカウンターされたら、実際心折れるんでしょうね。
どうすればメドべジェフに勝てるのか
やはりバックにスピン のかかったクロスが打てれば勝てるのかなと思いました。
ナダルの球が強すぎる。
また、めちゃくちゃ後ろのポジションを取るので、単発で決めるのではなく、
ラリーでしっかり崩してからの浅い球で勝負するのも大事だなと思いました。
ナダルは崩せるしドロップも一流なのでポイントをとれるんだろうなと思いました。
準決勝までの他の選手は、強打だけだと力尽きるイメージがあってどこかで集中が切れてメドベージェフの展開になっているような気がしますが、ナダルは強打だけでなくラリー、ネット際のコントロール、カウンター全てにおいてハンパなかったです。
ぶっちゃけどこかの1ポイント取れていたらメドベージェフが勝ったかもしれないような試合
もしあのブレイクポイントをメドベージェフが取っていたら・・・というくらい、せった試合でした。
印象的なスタッツ
総ポイントナダル182、メドベージェフ189
総ポイントがナダルの方が少ない!
サービスエースナダル3、メドベージェフ 23
ナダルはリターンもめちゃめちゃうまいはずですが、メドベージェフのサーブがキレッキレだったということですね。
逆にいうとラリーになるとナダルが有利だったという感じですかね。
左利きのフォアのグリグリスピンとバックのクロスでラリーするのって精神的にきついですよね。
さいごに
面白い試合で最高でした!
グランドスラム21回めの優勝で、1人抜け出ました!
35歳って普通衰えると思うんですが、一体何なんでしょうか!
全仏オープンのナダルにも期待です!